CAPTAIN'S
REMINISCENCES

キャプテンの思い出
令和3年卒
横光 翔大

Go at your own pace.

Go at your own pace.

令和3年度卒の横光翔大です。
城南中学校ラグビー部の先輩である野口さんと森田さんに憧れて修猷館ラグビー部に入部しました。勉強は好きではなかったけど、「ラグビー」が心の底から大好きで、中学3年生のときにみた花園予選での修猷の先輩方のかっこよさも入部を決めた理由の一つです。

 3年間で覚えているのは、くだらない思い出ばかりです。結城が昼休みにバレーボールをしてふざけて足首を捻り、誤魔化しながら練習するもバレて怒られた思い出。扇野が合同練習中に抜かれてスパイ呼ばわりされた思い出。山口が練習中にアイシングして怒られた思い出。一生懸命のプレーに対して失格と言われた思い出など、理不尽な思い出が9.5割を占めています。

 ラグビー部には何をしても怒られる人と全く怒られない人がいると思いますが、私は圧倒的前者でした。先生が降りてくるのを毎日確認して、とにかく怒られないように練習していました。花園予選では、やっとラグビー部を辞められるという思いの人が少なくなかった気がします。ラグビーしたくないなぁと思い続けて3年目、1つ上のチーム佐藤で臨んだ花園予選で後輩の福島君が隣で泣いていたのを見て、やっと主将になろうと決心しました。幸いにも後輩はいい人たちでしたので、裏切られる思いをしてほしくはなかったです。ラグビーの素晴らしさは言うまでもないですが、あのなんともいえない感動をもう一度味わいたいと思わせてくれる後輩たちでした。感謝しています。

 主将として活動した一年間は、とにかくラグビーを楽しんでほしい一心でした。実は私が1番ラグビーを楽しみたかったのかもしれません。もちろん強く言う場面もありましたが、理由をつけて相手に届くように伝えたつもりではあります。

 後輩へ。大学でもラグビーを続けている人、高校ラグビーが楽しかったと言う人は軽い考えな気がします。例えば、鹿児島大学ラグビー部主将になった山口はぽけーっとした顔で高校時代過ごしてました。福岡高校ラグビー部の同期はラグビーの練習楽しかったといいます。みんないい意味で真剣ですが、楽しんでラグビーをしていました。軽い感じの人が上手くいっている気がします。逆に、思いもあって熱量もあって、絶対成功させようという人は良いように見えるけど、最終的にはラグビーから退くのかなと。楽しそう、やってみよう、だめだったらだめでまた別の方法でやってみようぐらいがちょうど良いんだと思います。私の考えなのでこれが正解でも絶対でもありませんが、大変だなぁと苦しくなった時は離れてみたり、軽い気持ちでやってみたり、辞めちゃったりしてもありだと思います。高校生活取り戻せないですから、嫌なことは胸の奥底に残り続けますから、きみが良いと思ったものを信じてください。それでもラグビーが好きな皆さんを令和3年卒みな応援しています。