SHUYU
MOUNTAIN RANGE


私達と修猷館ラグビー
我々1990年卒業メンバーは、フロントローの/平本隆太、白石孝也、セカンドロー/山口健二郎、バックロー/和田謙太郎、佐渡島慶太、栄浩司、ハーフバック/上木一徹、内藤大三、スリークオーターバック/土谷宗凡、藤田晴信、山本隆之、富井智也、岩間創、岩橋輝明、増田尚隆、フルバック/柴田州穂、マネージャー/大原美穂、計17名。

2025年となった今、フロントローなのか、クオーターバックなのか、ポジションがわからなくなりそうな同期(苦笑)や、恩師の淵本先生、今村先生の毛髪量に近づいてきた同期(苦笑)、SNS時代となってもなかなか音信開通とならない同期(苦笑)。それぞれが別々の道を歩み始めて35年、修猷館ラグビーも100周年。きつい、痛い、でも楽しかったラグビー部での3年間。かなり色あせた記憶を辿り、今年は同期や先輩、後輩と楽しくお酒を酌み交わす機会も増えそうな予感。1990年卒業メンバーを代表して、修猷館ラグビーへの感謝と、現役生へのエールを送らせて頂きます。

伝統あるラグビー部としっかり下調べすることもなく、怖い物知らずで入部した私ですが、同期のラグビー経験者は記憶が正しければ3人?か。少なくとも10人以上が間違いなく初心者入部。ルールも良くわからず、ボールの持ち方、パスのやり方、ボールの蹴り方、キャッチングのやり方、タックル、スクラムの姿勢に、ラック、モールの入り方等々。サインプレーなど高度過ぎ。体育の授業かと思えるような1年生の春。先生や先輩達は、この学年が3年生になったらどんな弱小チームになることやら、と憂いておられたことでしょう。そんな初心者軍団も、毎日基礎練習を重ね、闘魂碑に向かって黙祷を捧げ、先輩達の温かい励ましとレクチャー、そして淵本先生、今村先生に我慢強くご指導頂き、多くの対外試合を組んでもらったことで、3年生では何とか県大会ベスト8。優勝候補の1つだった筑紫丘に先制するも防衛しまくって、それなりに互角で戦った最後の試合と悔し涙。人生振り返って心から悔しくて泣くことって、何回あっただろう。そう思うと大切な思い出の3年間。我々1990年卒は、サイズ的にも恵まれていない初心者軍団から始まった修猷館ラグビーで、長いラグビー部の歴史で大した記録は残せなかったものの、ラグビーの楽しさ、素晴らしさを深く教わった。だから今でもラグビーが好きで気になる。改めて心から感謝したいと思います。

現役生の皆さん、高校生ラガーマンとして福岡県の頂点、そして花園の頂点を目指して全力を出しきって下さい。先輩として館友として、ずっと応援しています。ぶつかる壁を乗り越える知恵や強い気持ち、その原点が修猷館ラグビー。100周年を迎え、更なる伝統の発展を、我々1990年卒一同、心より祈念しております。