SHUYU
MOUNTAIN RANGE

修猷山脈
平成8年卒
松岡 幹

最高の仲間は一生の仲間

どんな代かと言われれば、勢いに乗るとめちゃくちゃ強いチーム。アタックもディフェンスも前にどんどん出て行って相手に何もさせない。アタックではビッグゲインの連続、ディフェンスではゲインラインより前で相手をタックルし、ターンオーバーする。
キャプテンの川嵜、バイスキャプテンの阿久根は最終的に日本代表キャップホルダーにもなった中心選手でそれぞれがBK、FWの核となりチームをけん引した。
そんなチームが発足して最初の公式戦は新人戦。初戦で東福岡を破ってからは、筑紫丘、筑紫を倒して福岡県を制した。続く九州大会でもコザ、長崎北陽台を撃破し、決勝まで進んだ。残念ながら佐賀工業には敗れて準優勝となったが、新人戦で残した九州2位という成績は卒業して30年くらい経った今でも特別な成功体験として鮮明に残っている。

その後は「勢いに乗る」→「調子に乗る」を具現化し、春の全九州大会予選では初戦であっさり負けてしまうし、秋の全国大会予選も筑紫丘に負けて花園への道は閉ざされてしまった。
新人戦での良い思い出。その後の結果が出せなかった悔しい思い出。がむしゃらに取り組んだ修猷ラグビー部。砂場のようなグランド。厳しい練習の日々。理不尽な指導(詳細割愛)。練習後のやんちゃな遊び(詳細割愛)。それを一緒に経験してきた仲間達。
こんな素晴らしい経験をさせてくれたラグビー部には感謝しかなく、そして今、教員になった眞鍋がそのラグビー部を指導している。現役生の活躍する姿をOBとしてみんなで観戦に行くことも楽しんでいる。

楽しんでいると言えば、45才から始めた大人の修学旅行。年1回泊まりで旅行して遊びを満喫している。40代後半になっても話す内容は高校時代と変わらず、本当に修猷生かと思うくらい馬鹿な話で盛り上がる。きっと社会的地位とかそれなりのレベルにあるのだろうが、そんな様子は全く見せずにこの会だけは対等な関係で思いっきり笑いあえる。苦楽を共にした仲間だからこそ何年経とうが色あせることなく、むしろ当時を鮮明に思い出しながら成長している(のだと思う)。こんな最高の仲間はみんな一生の仲間だ。

修猷ラグビー部100周年の記念と同時に、我々のように素晴らしい仲間をつくるクラブとしてこれからもずっとずっと繁栄していくことを祈念したい。

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