SHUYU
MOUNTAIN RANGE

修猷山脈
平成20年卒
農塚 頼史

格好良い人間に

この度、修猷館ラグビー部が創部百周年を迎えられたこと、心よりお祝い申し上げます。
1925年の創部から現在に至るまで一世紀に渡り、たくさんの方々の想いを引継いできた伝統ある部で活動できたことを感謝するとともに、誇りに思います。
当時を振り返りますと、私たち平成二十年卒業の同期二十一名は「格好良い人間になる」
といった共通の想いを胸に青春時代を謳歌していた様に思います。時には激しくぶつかり合いながらも互いの意思を尊重しあい苦楽を共にした仲間は、何ものにも代え難い私の財産です。

卒業して十七年経った今も、困難に直面した時や挫折しそうになった時には、様々な分野で頑張っている修猷館ラグビー部の仲間の顔が頭に浮かび、私も負けてはいられないと奮起しています。
「格好良い人間」の定義は、人それぞれであると思いますが、私の中の一つには、自分や周りが辛い時、苦しい時にこそ力を発揮できる人間、またそのような状況下において、人に思い起こされる・頼りにされる人間であると考えています。そういった意味では、当時の監督であった岡本前館長をはじめとする先生方と修猷館ラグビー部の仲間たちは、私にとっての格好良い人間であると言えます。
入学式の日に言われた「修猷館を誇る人間ではなく、修猷館が誇る人間になりなさい」という言葉をふと思い出しては、身を引き締めなおし、精進しています。

末筆ながら、修猷館ラグビー部の一層の発展と皆様方のご活躍を心からお祈りいたします。

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