OB各位
1/18(日)の長崎南山高校戦を観戦された先輩から「観戦・分析レポート」いただきましたので、
転載(ご本人承諾済)させていただきます。
kouno
以下、原文転載
<<或るOBの観戦記>>
●長崎南山戦
修猷館7―12長崎南山
FW
スクラム・ラインアウトともに安定感に欠ける。よって、球出しが安定せず、BKの意図したプレーに繋がっていない。選手諸君は分かっていると思うが、スクラム・ラインアウトはゲームの組立上すべての起点となるものであり、ここが崩れると後のプランや準備したプレーが全て無駄になる。特に、スクラムは他の時間を割いてでもこの時期に強化しておかないと手遅れとなり、取り返しがつかないことになるので頑張って練習に励んで欲しい。経験者の少ないFWであるが体格的にも決して劣っておらず、これからの練習による伸びは十分に期待できる。
BK
キックで敵陣に入ろうとする意図が見えたが、チェイサーの上がりが悪くカウンターを喰う場面が多く見られた。敵のキャッチャーが動けるコースを消す為、キックチェイスは押し上げのスピードを上げ最低3人で面を作って追ってほしい。また、敵陣においてキックパスによるトライを狙う場面が何度かあったが、ウイングのチェイスとボールに対する体の入れ方が悪いため、競った場面でミスが起き、単なるギャンブルプレーとなっていた。ただ、逆にシンプルに縦を突いた攻撃でラインブレイクができており、オフロードでつなぎトライまで持って行けていた。
総括
セットが安定しないためゲームの主導権を握ることが難しく、南山のミスに助けられた部分が多い。接点でのブレイクダウンの場面もラックはほとんど捨てて、ファイトしていないため自由に球出しさせている。BKのサインプレーも自信なさそうなプレーによるハンドリングエラーが目立つ。
せっかくの練習試合なのに楽しそうにプレーしている選手がいない。まじめで真剣なのはいいが、失敗を恐れるあまり硬くなりすぎてプレーに余裕がないので良い結果がでない。もっと大胆で我がままなプレーも見たい。チームプレーで勝とうとする意識が強すぎるため1対1で負けている場面が多いような気がする。1対1でのファイトを望む。修猷魂で闘魂を爆発させてほしい。