OBのみなさまへ
5/23は嵐のごとき豪雨のなかグローバルでの試合応援に、お集まりいただき、誠にありがとうございました。準々決勝の試合結果をご報告いたします。
修猷館 12-17 福岡
(前半5-7、後半7-10)
観戦された先輩から「観戦・分析レポート」いただきました。「続きを読む」に転載(ご本人承諾済、一部編集)させていただきましたので、こちらも是非ご一読ください。
kouno
雨中の決戦にお集まりの皆様お疲れ様でした。
あ~、くやしか~!勝ってもおかしくない試合やっただけに、くやしか~!
試合開始早々に敵陣ゴール前に攻め込み、ラインアウトから得意のドライビングモールで攻め込み幸先良く先制トライ。(5-0)
FW戦に持ち込み勝機を見出したい修猷館にとって、理想的な出足となった。
このペースで攻め込みたいが、福高BKの好キックにより陣地を取られやや押され気味の展開となる。
10分過ぎ、定期戦同様、またしても福高WTBに走られゴール真下に逆転トライを奪われる。(5-7)
その後も福高の攻撃を何とかしのぎ切る修猷館という構図が続く。
前半終了間際、相手ゴール前に攻め込み再びラインアウトからモールで攻める。
FWにこだわりあと一歩のところまで迫るが、惜しくもオフサイドを取られ、そのまま前半終了。
(結果から言うと、ここで取りきっていれば…。)
後半に入り、一進一退の攻防が続く。お互い決め手がないまま時間が経過する。
15分、自陣22m付近から福高BKが左に展開。再び福高WTBが持ち込み、最後はゴロパンからそのまま押さえてトライ。(5-12)
相手エースに2本やられ嫌なムード。
ただ、このあとよく踏ん張る。CTB川上⑫が脳震盪で退場となってしまったが、全員気合いを入れなおし再び攻撃。
25分、相手ペナルティからゴール前に迫り、得意のラインアウトモールから左隅にトライ!
川上に代わって出場の杉町が難しい角度からのゴールを見事に決め同点!(12-12)
「この流れでいけるぞ!」OB、保護者、先生方一気に盛り上がりであったが…。
このあとのキックオフからのボールが手に付かず、相手ボールとなり、ハイパントを処理ミス…。あっさり福高BKにトライを奪われた。(12-17)
残り時間がない最後の攻撃。攻めはするものの、テンポが遅く決定的な形に持っていけない。結局攻めきれずそのままノーサイド。
新人戦に続き、善戦はしたものの…との結果に終わりました。
ポイントを個人的に言わせてもらえば、
①FW戦でもっと圧倒したかった。
2トライを奪いFWはよくやったが、前半終了間際の攻めでやはりとっておきたかった。
前半終盤、後半序盤に得点を奪われるのがどのチームにとっても嫌なはず。
ラインアウトからの攻めも、相手に読まれてきているので、もっと工夫が必要ではないか。
②同点後のモチベーションの持って行き方。
当然、気合は入っていたはずだが?なぜ?
得点をとった後のキックオフは非常に大事である。
特に、BKが消極的な攻めに終始してしまった。「自分が決めてやる。」位の気持ちで攻めてほしかった。BKリーダー吉永を中心に強気の攻めを磨くべき。
この結果残念ながら4強から転落となり、秋の花園予選での厳しい組み合わせは覚悟しなければならない。但し、本日第二試合の小倉ー東筑戦も大接戦であり、王者東福岡を追う筑紫、小倉、福高、東筑、修猷館の間には、現在それほど大きな力の差はないように感じる。
一方で福高定期戦の敗戦から、わずか数日の間に同じ相手に対して、ここまで戦いを修正できたことは、チームの自信にして欲しいと思う。やればできるチームだと確信した。攻撃的なBKのタックルや敵モールでのFW押し返し、モール・ラックサイドから縦への攻撃など、最後まで全員がよく走れていた。すばらしい成長だと思う。正直、ノーサイドのホイッスルが鳴るまで、負ける気がしなかった。
自分達の伸びしろを信じて、暑い夏を乗り切って見違えるようなチームに進化することを期待している。実りの秋は意外に近い、日々の練習で「噴出す汗と悔し涙」をいっぱい流し、一人ひとりが壁をぶち破り、心優しい奴らだけどプレーは激しい超破壊的なチームになることを祈る。
現役諸君!これから最後の大会に向けて、より一層の精進を行い、何とか花園予選ではライバル校すべてに勝利して欲しい!
特に、3年生は修猷館でのラグビーを一日でも長くできるよう日々努力してくれ!!