CELEBRATING
100YEARS

100周年に寄せて
昭和56年卒
岡本 圭吾
第33代 修猷館 館長・ラグビー部顧問

【祝】100周年、次の100年も!

「修猷ラグビー、弥栄、弥栄、弥栄」  闘魂碑に礼

 以下、部員・顧問・館長・ラグビー倶楽部アドバイザーと多様な立場でかかわらせていただいた修猷狂・ラグビー狂の岡本の私的な思いを記したものです。お許しください。

『修猷ラグビーのかっこいい』
 教職としての私の最大のテーマは「 かっこいい人をつくる 」こと。そしてその根底には、修猷生は修猷の校風・文化という多様性に富んだ教え・学び・雰囲気の中で育まれていくことがある。
修猷生は縛られることなく自ら考え、良心に恥じることがなければどんな状況でも挑む(不羈独立)、議論し(語りの文化)、責任をもって行動し失敗から学びながら成長する(自由闊達)、その過程で易きに流れず(質朴剛健)、過ちも自ら糺す(自浄作用)。
生徒はこの豊かな学びの場で自由と自治の基盤を支え、独特・独自の修猷生活を楽しむ。
 この大きな土台の下、修猷ラグビーがある。もっともっと良いものをという「こだわり」と人のすることだからという「おおらかさ」のバランスがとれた「良い加減の修猷ラグビー」である。そこには根拠ある自信と根拠なき自信という二つの修猷魂が存在する。志を成し遂げる挑みの過程でいろいろな「かっこいい」が出来上がっていく。修猷ラグビー最高。よかろうもん!

『貴重な出会い・人とのかかわり』
 私は修猷館高校・修猷ラグビーと出会い、多くの刺激と感動をいただいた。そのことがそのまま岡本のあり方・生き方、人生そのものとなっている。途轍もない運を掴み取った感じで、感謝しかない。
 その中でも個性豊かなラグビー部員とのかかわりは、最高の楽しさと難しさを味あわせてもらった。生徒には逆に多くのことを学ばせてもらった。私に涵養さが欠けていたため迷惑ばかりかけて申し訳なかった。すまん!
 個別の思い出は限りがないほど心に刻まれている。申し訳ないがここでは割愛させてもらう。書けないことも多いかな?大切な思い出・君たちのかっこいいについては、飲みながら語り・いじり合おう。

『岡本の思う修猷ラグビー』
【人材育成】世のため人のために尽くすことができる力。最高の仲間とともに考え・挑み・鍛われ、リーダーシップ・フォローワーシップを体験する。勇気と信頼を学び、組織を機能させる力を獲得する。
【根拠ある自信】分析・戦略と戦術、判断等の(ラグビー偏差値の高さ)や個々のかっこいい志を追求した本物の練習があって生まれる自信。
【根拠なき自信】流れを変える突き刺さるタックルは当然、一番難しいどんな強敵であろうと臆することなく攻める勇気。相手にあいつらおかしいと不安を抱かせる、やればできるという自信。
 これら修猷ラグビー文化の継承が修猷独自のラグビーを創り上げてきている。今後の100年もこの文化の継承と新たな変化・イノベーションでさらなる弥栄を祈念する。

追記:『私の大好きな修猷文化』
☆修猷を誇るな、修猷が誇る人となれ
☆お前も修猷か、お前もラグビーか
☆型を獲得、そこから型破り